ご挨拶

株式会社管理工学研究所は、本年1月24日創立50周年を迎えました。この記念すべき節目の年を迎えることができましたのも、これまで様々な形で支えてきてくださったお客様・ご関係者、そして発展の基礎を築かれたOB・OGの皆様のおかげです。厚く御礼申し上げます。

弊社が創業した1967年は商用ソフトウェアの黎明期であり、ソフトウェアといえばハードウェアの付属物としか理解されていない時代でした。そのソフトウェアの将来に大きな可能性を見いだした創業者によって、「技術者のやりたいこと、面白いと思うこと」を追求するために弊社は誕生しました。常識も標準も定まっていないフロンティアで技術者が面白いと思える問題を解決し、無から有を創り出した体験の積み重ねが、弊社のDNAを形作っています。創業の仕事であった米国写植機の日本語化開発。当時何百万円もしたワープロ専用機と同じ機能を10万円で提供するパソコン用ワープロソフトの開発・発売。専門知識無しで使える、日本中にエンドユーザーコンピューティングの流れを広めたパソコン用データベースシステムの開発・発売、等々。どれもがやりたいこと、面白いと思ったことを突き詰めた結果として世に送り出されました。そしてとてもうれしいことに、使ってくださったお客様に「これはスゴイ」と受け止めていただくことができました。これらの体験を核として、「技術者のやりたいこと、面白いと思うこと」とお客様の求めるものの交わるところを一貫して追及してきたのが弊社の50年です。日本語データベースシステムのほかにも、電子組版システム、携帯電話向けマルチタスクOSの国際化から始まるモバイルソフトウェアエンジニアリング、電子カルテシステム、時間割の自動作成を含む校務システムと、会社の規模からすると幾分発散気味の事業・製品ポートフォリオは、しかし管理工学研究所らしい仕事の結果であります。

そして私共は新しい50年に進もうとしています。創業の時とは対照的に、いまやハードウェアはコモディティ化し、システムの価値はソフトウェアが主導すると多くの人が当たり前に思うようになりました。またそのソフトウェアにしても、部品化の普及、パッケージの充実はもちろんのこと、クラウドに代表されるソフトウェアすら黒子にしてしまうネットサービスの急速な発展が進んでいます。ではソフトウェアはハードウェアと同様に、コモディティ化されてしまうのでしょうか。私共の答はノーです。お客様が求めるものは常に高度化し続けており、人工知能やビッグデータ解析の発展はまさにその証拠です。すでに作られた部品、エンジン、パッケージ、サービスも使いこなしつつ、誰もまだ見たことも無い価値を提供するソフトウェアを作り上げて提供していく、そこにソフトウェア産業の未来があると考えています。

この未来にむけて弊社の活動をフォーカスするために、コーポレートステートメント「スゴイを届ける-Bring the Awesome」を掲げました。「技術者のやりたいこと、面白いと思うこと」とお客様の求めるものの交わるところを追求する弊社のDNAを受け継ぎつつ、誰もまだ見たことが無いもの(スゴイもの)を提供していくことをミッションとして設定するものです。「スゴイを届ける-Bring the Awesome」のもと、弊社全員がお客様に驚いていただける価値を提供してまいります。

今後とも一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2017年1月

代表取締役社長 金谷直己