3. |
Windows 7のピアツーピアネットワーク機能を利用して、桐のデータを共有するための手順を教えてください。 |
サーバマシン |
桐のデータファイルがハードディスク上にあるWindows 7パソコン (桐を起動してそのファイルを直接使用することもある) |
クライアントマシン | サーバマシンにあるファイルをネットワーク経由で利用するWindows 7パソコン |
![]() ネットワークに関する設定は一律ではないため、ここでの説明がお客様のネットワーク事情に合わない場合もあります。 また、Windows 7の設定によっては表示されるメニューも異なってきます。 弊社ではネットワークに関してサポートしておりません。ネットワーク管理者にご相談いただくか、Windows 7のヘルプ・マニュアルなどを参照してください。 |
まず、サーバマシンをネットワークでファイル共有できるように設定します。
手順
![]() 共有フォルダを複数設定すると、トラブルのもとになります。 共有指定したフォルダ(ここでは「C:\K3\Data」)に含まれるサブフォルダも、この設定で共有可能になります。 サブフォルダを個別に共有指定してはいけません。 |
![]() ご利用になっている「セキュリティソフト」の設定が原因で、サーバマシンに他のパソコンから接続できない場合があります。 の設定を確認してください。 |
追補:
上記の設定でもデータを共有できない場合は、以下の設定をお試しください。
「サーバマシンで桐を使用する場合」で行ったサーバマシンの設定画面で、[このマシン上にあるローカルな桐データファイルを他ユーザと共有する]をチェックし、[共有番号][共有名][共有データフォルダ]を指定します。
共有番号 | [共有番号]は通常「共有-1」のままでかまいません。 複数のフォルダを「共有」設定した場合に使い分けてください。 |
共有名 | 共有するフォルダに設定した名称(ここでは「Data」)。 |
共有データフォルダ | 共有公開したフォルダのローカルドライブ上のフルパス名称(ここでは「C:\K3\Data\」)。 |
実際に表を共有するためには、表を開く際に「オープンモード」の指定を行う必要があります。
表のオープンモードは、表を開くときに[共有]と[更新]で指定します。
[ファイル]メニューの[開く]で表を開く場合
ファイルパレットで表を開く場合
ふたつのチェックボックスのON/OFFの組み合わせによって、表のオープンモードが決まります。
オープンモード | 共有 | 更新 | 説明 |
専有 | OFF | ON | 表を専有。他ユーザが開くことは不可。自身のデータ更新が可能。 |
共有 | ON | ON | 表を共有。自身のデータ更新が可能。他ユーザの更新が可能。 |
共有参照 | ON | OFF | 表を共有。自身のデータ更新は不可。他ユーザの更新が可能。 |
参照 | OFF | OFF | 表を共有。全ユーザがデータ更新不可。他ユーザが参照で開くことが可能。 |
※注意
表ファイルをエクスプローラやショートカットなどからダブルクリックして開いた場合は、オープンモードは「専有」になるため、共有することはできません。
使用ファイル履歴([ファイル]メニューに表示されるファイル名一覧)やフォーム、一括処理などを利用して開くことをご検討ください。
![]() 上記の設定をしても「レコード共有情報が作れません…」という内容のエラーが出た場合はこちらを参照してください。 |
「share」フォルダに関する補足説明 本説明では「共有管理情報ファイルの保存場所」として「share」フォルダを作成していますが、フォルダ名は「share」でなければならないというものではありません。他の名称で作成してかまいません。 また、特にフォルダを作らずデータが保存してあるフォルダを「共有管理情報ファイルの保存場所」に指定してもかまいません。 ただし、「共有管理情報ファイルの保存場所」には桐が自動的に作業用ファイルを複数作成します。このファイルを判別しやすくするために、専用のフォルダを用意することを推奨します。 |