1. |
桐ver8で作ったフォームを開く一括処理を、桐9シリーズで実行したところ、いきなりフォームが飛び出してきたのですが。 |
一括処理からフォームを呼び出す場合、桐ver8では、フォームに定義してあるウィンドウ形式が何であれ、常にチャイルド(桐のウィンドウ内)で表示されましたが、桐9シリーズでは、ポップアップ、オーバーラップなどのウィンドウ形式に対応しました。
桐ver8と同様にチャイルドでフォームを使うには、次のような手順で修正します。
手順
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2. |
ヘルプの一括処理&イベントリファレンスでコマンドの前についているアイコンの意味がわかりません。 |
一括処理&イベントリファレンスで使われているアイコンの意味は以下のようになります。
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3. |
メール送信コマンドがエラーになって動作しません。 大量のメールを送っていると、300件程度でエラーが出て送れなくなります。 |
ご利用のプロバイダが、「POP before SMTP」によりメール送信を制限しているものと思われます。
メール送信コマンドがエラーになる場合は、メール送信する前に「メール受信」コマンドを1度使用し、それから送信を開始してください。
【例】
メール受信 [メールファイル], 件数上限 = 0, 終了状態 = &OK
→POPサーバにアクセスするだけで、メールがあっても受信は行いません。
これにより、「POP before SMTP」によるメール送信制限が解除されます。
「POP before SMTP」による送信制限解除は、有効時間が設定されています。一般的には、数分間経過するとまた元の制限状態に戻ります。
※「有効時間」に関しては、ご利用のプロバイダにご確認ください。
このため、
「メールを大量に送っている途中で有効時間が過ぎてしまい、メール送信ができなくなる」
といったことが発生します。
この現象を回避するには、「ある程度メール送信を行ったら、再びメール受信コマンドを1度実行する」といった処理になるよう、一括処理を修正をしてください。
●「POP before SMTP」とは? スパムメール対策として考案された電子メール送信時のユーザ認証方法です。 「POPサーバ」にアクセスしてユーザ認証できた人だけが、「SMTPサーバ」を利用してメールを送ることができます。これにより、スパムメール業者のメール送信を防いでいます。 従って、「POP before SMTP」による送信制限が行われている場合は、まず「メール受信」する必要があります。 |
4. |
ネットワークドライブに保存してある一括処理ファイルを実行すると、「発行元を確認できませんでした。このソフトウェアを実行しますか?」という警告が出ます。 |
ネットワークドライブ上にある「実行可能なファイル」を起動すると、ご指摘のような「セキュリティの警告」が必ず表示されます。
※「実行可能なファイル」とは、「.BAT」「.CMD」「.EXE」などの拡張子を持つファイルのことです。
これはWindows XP SP2以降、セキュリティが強化された関係で発生している現象です。
ネットワークドライブ上にある一括処理ファイルを直接実行する限り、必ず警告画面が表示されます。これを回避することはできません。
次のいずれかの運用方法で対処することをご検討ください。
5. |
一括処理ファイルをダブルクリックしても、実行できません。 |
拡張子「.CMD」の関連づけが桐になっていないためです。
エクスプローラで一括処理ファイルを表示し、そのファイルを右クリックし、メニューから[プロパティ]を選んでください。
[ファイルの種類]が「桐 一括処理」となっていない場合は、拡張子「.CMD」の関連づけが桐ではありません。
このような環境では、ダブルクリックして一括処理を実行することはできません。
【対処方法】
拡張子「.CMD」の関連づけを桐にするためには、一度桐を「アンインストール」する必要があります。
再度桐をインストールする際に、拡張子の関連づけに関する設定をしてください。
●アンインストール方法
●関連づけの設定
桐を再度インストールする際に、関連づけの画面が表示されます。
[セットアップ オプションの指定]画面で、[拡張子「.cmd」を桐の一括処理ファイルとして登録する]をチェックします。
※画面は「桐9-2009」のものです。桐のバージョンによって方法は異なります。詳しくはお手持ちの『導入ガイド』を参照してください。
6. |
「履歴」に登録してある内容を、一括処理に流用したいのですが。 |
「履歴」の記述内容は、「一括処理」と共通しています。このため、履歴ファイルに書いてあるコマンドを、一括処理で利用することができます。
サンプルファイルの「JUSHO.TBL」を使用して説明します。