1. |
Excelのファイルを桐の表に変換することができません。 |
桐でExcelファイルを、直接読み込んで変換するには、対応するExcelが必要です。
対応するExcelをインストールするか、もしくは、Excelのシートをcsvファイルとして保存したものを読み込んでください。
桐とExcelのデータ交換についての詳細は、「桐9-2009とExcelの間でデータを交換する」をご覧ください。
2. |
[ファイル]メニューの[Excelファイル書き出し]が灰色表示になっていて、実行できません。 |
桐の「Excelファイル書き出し」機能は、対応するExcelのバージョンがインストールされていなければ実行することができません。
対応するバージョンをインストールしてお使いください。
桐とExcelのデータ交換についての詳細は、「桐9-2009とExcelの間でデータを交換する」をご覧ください。
3. |
Excelのファイルを読み込もうとする、もしくは[Excelファイル書き出し]を行おうとすると、エラーメッセージが表示されて実行できません。 |
Excel 起動中は、誤動作を避けるために、Excel のファイルを読み込んだり、「Excelファイル書き出し」機能を実行したりすることができません。
Excel を一旦終了させてから、ファイルを読み込む、もしくは、[Excelファイル書き出し]を行ってください。
4. |
Excel のシートの一部分に桐のデータを書き出したいのですが、どうすればよいでしょうか? |
「Excelファイル書き出し」機能を使用して、Excel の既存のシートに上書きすると、シート全体に上書きします。
Excel のシートの一部分に上書きするには、次の手順で行ってください。
手順
5. |
Excelに表の書き出しを行ったところ、一部のセルが「#########」になってしまいました。 |
Excelではセルの書式の表示形式を文字列にしているとき、セル幅で表示できないほど長い文字列でかつ、計算式に使用するような記号(&、=など) 混じりの文字列を数式エラーの文字列として、"#########"を表示する場合があります。
以下の設定で正しい文字列が表示できるようになります。
![]() |
Excel上で、[書式]メニューの[セル]を選択します。 |
![]() |
[表示形式]タブの[分類]を「文字列」→「標準」に変更してください。 |
ただし、これを全体に対して行うと「-」を含む文字列が「日付」に変換されます。
6. |
Excelファイル変換を行ったところ、一部のセルの中身が「??????????」になってしまいました。 |
ワークシートのセルの値に、ShiftJIS文字セットにない文字が含まれていた場合、変換後の桐の表では、その値が「??????????」になります。
例えば、セルの値が「」のようなUnicode文字セットにあって、
ShiftJIS文字セットにはない文字だった場合、セルの内容は「?」となります。
7. |
クロス・エクセル機能で桐のデータをExcelに変換したら、電話番号の先頭の「0」が消えてしまいます |
Excelは、基本的に「数字」で構成されたデータは、
「文字列」としてではなく「数値」として取り扱い、データ内容を判断して自動的に変換する
といった処理を行います。
このため、以下のような現象が発生します。これは桐とExcelの基本仕様の違いにより発生している現象です。
桐 | Excel | 解説 |
---|---|---|
0008 | 8 | 0が削除される |
8-1-1(8/1/1) | 2008/1/1 | 日付表示になる |
0123456789012 | 1.23457E+11 | 指数表示になる |
回避方法 |
回避方法はバージョンによって異なります。
あらかじめ桐のデータを加工してからExcelシートの書き出します。
次の操作をお試しください。
※桐データの先頭にある「'」を削除すると、Excelは「数値」としてデータを変換してしまいます。ご注意ください。
この回避方法をとると、Excelシートのセルの左上隅に三角のエラー表示をします。
このエラー表示は次の操作で無効にすることができます。
Excel 2007の場合
Excel 2003の場合
「文字列優先項目設定」機能を利用します。
次の操作をお試しください。
8. |
クロス・エクセル機能で日時型の桐データをExcelに変換すると、Excelでは「日付形式」を適用できません。桐の表示形式も反映されていません。 |
日時型のデータを書き出した場合、Excelで書式を変えることはできません。また、表示形式は固定(yyyy年mm月dd日 hh時mm分ss秒)となります。これは仕様上の制限事項ですのでご了承ください。
このような場合、別のセルでデータを日付型に変換してから、書式設定で表示形式を変えることができます。
以下の手順をお試しください。
9. |
桐ワークシートクエリーでExcelデータを変換すると、部分的にデータが抜けることがあります。 |
桐ワークシートクエリーでは、項目のデータ型を「項目名行の1行下から最大30行」を評価して決定します。
このため、31行目以降にそれまでとは違うデータ型の値がある場合、変換不能となりデータが抜けることになります。
このように「データ型が違う」「有効範囲を超えている」などの理由でデータが抜けることがあります。 その場合は、変換の際にExcelデータの先頭にダミーのデータ行を設け、「桐でどのようなデータ型で処理すべきかを明示する」などの工夫をしてください。