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桐で画像管理をしたいのですが、どうすればよいですか? |
ここでは、桐で画像ファイルを管理するための方法と、知っておくと便利な機能などを、サンプルを使って具体的に説明します。
内容は次のとおりです。
桐は、基本的には「文字」や「数字」を管理するためのデータベースです。
このため、「画像ファイル」そのものを直接管理する機能は桐にはありません。
画像ファイルを桐にドロップしても、桐に画像ファイルに関する情報を手渡すことはできません。
桐で扱うことができるのは、あくまでもその画像ファイルの「ファイル名」だけです。
桐で画像ファイルを管理する際に重要なことは、次の2点を理解することにあります。
※ここでは「Windows XP」を使って説明しています。Windowsのバージョンによって表示や操作などが異なる場合があります。
※桐の環境設定で「画像ファイルの拡張子」を変えると、説明どおりの動作をしません。
ここから先は、サンプルデータをもとに説明を進めます。
画像管理解説サンプル(34,823,754 バイト)
【サンプルファイルのダウンロード】
【画像ファイルの指定方法】
ダウンロードしたサンプルファイルを使って、実際に桐で画像ファイルを扱ってみましょう。
このように、桐は[項目の表示条件]画面で[画像表示する]をチェックすると、
項目の「文字列」を「画像ファイルのファイル名」とみなし、「文字列」に該当する画像ファイルを表示します。
※「文字列」に該当する画像ファイルが存在しない場合は、画像を表示せず「文字列」をそのまま表示します。
桐は画像ファイルの形式によって対応が異なりますのでご注意ください。
ダウンロードしたファイルに含まれている画像ファイルの正確なファイル名は
「花.BMP」「動物.BMP」「自然.JPG」
となっています。
桐は、画像ファイル名に拡張子が記述されていない場合は「.BMP」を補完するというのが標準設定です(この設定は環境設定で変更可能です)。
このため「花.BMP」「動物.BMP」は単に「花」「動物」と記述するだけで画像表示ができましたが、「自然.JPG」は拡張子が違う(画像の形式が違う)ため、単に「自然」と記述しただけでは画像を表示することができません。
このようなトラブルの発生を防ぐために、画像ファイル名は拡張子も含めて記述することを推奨します。
次の操作で、画像ファイル名を簡単に、正確に入力することができます。
![]() |
Windows XPの場合 ①ローカル ディスク(C:) ↓ ②「Documents and Settings」フォルダ ↓ ③「(お客様の)ログインユーザID」フォルダ ↓ ④「デスクトップ」 |
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![]() |
Windows 7/VISTAの場合 ①ローカル ディスク(C:) ↓ ②「ユーザー」フォルダ ↓ ③「(お客様の)ログインユーザID」フォルダ ↓ ④「デスクトップ」 |
以上のように、次の3つの操作で正確な画像ファイル名を入力することができます。
1.入力状態にする
2.桐ファイルパレットを表示する
3.桐ファイルパレットから画像ファイル名を表にドラッグアンドドロップする
表ファイル内に表示される画像は、各セルの「幅・高さ」に合せて表示されます。このため、画像の表示サイズを変える場合は、「行の高さ」と「項目の表示幅」を変える必要があります。
表示幅の変更
行の高さの変更
画像ファイルを大量に登録すると画像の表示に時間がかかるため、スムーズに桐の操作ができないことがあります。
このようなときは、画面表示用に「小さなサイズの画像」を別途用意し、オリジナルの画像ファイルは
印刷時にのみ使用するなどの工夫が必要になります(このような縮小画像をサムネイルといいます)。
ここから再びサンプルデータを使用して説明します。