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桐10シリーズのご紹介
桐10シリーズの各製品(桐10、桐10s)をご紹介します。
桐10の特長
地名・人名を正確に表示・印刷できる -日本語力の拡張-

JIS第3・第4水準に対応
JIS第3・第4水準漢字を完全サポートするために、桐10はUnicodeベースに変わりました。
桐の特長である辞書順による並べ替えなど日本語のための様々な機能はそのままに、常用漢字および人名用漢字がすべて扱えるようになりました。 また、今後新たに文字が追加された場合にも、特別な対応を必要とせずにお使いいただけます。
JIS第3・第4水準漢字を完全サポートするために、桐10はUnicodeベースに変わりました。

JIS漢字コードサポートとUnicodeの関係
JIS漢字コードは日本工業規格(JIS)で定められている漢字などの文字集合です。 JIS第3・第4水準漢字を含む漢字コードは、正確には JIS X 0213といい、制定(改正)された年によって次のように呼ばれています。

・2000年に制定……JIS X 0213:2000(通称「JIS2000」)
・2004年に改正……JIS X 0213:2004(通称「JIS2004」)

桐10がサポートしているのは、JIS X 0213:2004(通称「JIS2004」)です。 JIS X 0213:2004は文字集合なので、実際に用いるにはそれを実現している文字コードであるUnicodeを採用する必要があります。桐10はUnicodeベースに切り替えることで、JIS X 0213:2004に対応しました。

異体字への対応
同じ意味・読み方を持ちながら、表記が異なる文字を異体字と呼びます。
Unicodeでは、異体字を扱うためにIVS(Ideographic Variation Selector)という機構が導入されており、 IVSに対応したフォントを利用することで異体字を入力・表示できる環境が整いつつあります。
桐10では異体字を正確に扱うために、このIVSに対応しました。

以下は、異体字を支援している代表的なフォントである、IPAmj明朝フォントを使用した場合の表示例です。
異体字表示例(IPAmj明朝フォント使用)

桐10では単にIVSの入力・表示・印刷ができるだけではなく、IVS代表文字による検索・並べ替え・絞り込み・集計および組み込み関数の対応など、 日本語データベースシステムとして異体字をまとめて扱うために必要な機能を提供しています。

漢字約58000字を扱うことができる
IVSに対応することで、文字情報基盤で定められている漢字約58000字を扱うことができるようになりました。
文字情報基盤とは、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が進めていた文字情報基盤整備事業で定められた文字集合で、戸籍統一文字および住基統一文字から成ります。
詳しくは「文字情報技術促進協議会」のサイトをご覧ください。

さらに、文字情報基盤をより簡単に使えるようにするために、文字情報基盤整備事業の成果物である文字フォント「IPAmj明朝フォント」を桐10更新プログラム(sp1)に同梱しました。

お客様のサイズに合わせて - データサイズの大幅拡張

桐10ではお客様の要望にお応えして、より大量のデータを扱えるように基本設計を拡張しました。
桐9シリーズでは外部のSQL型データベースとの連係が必要になったデータサイズも、桐10なら単体で処理ができます。

  桐10 桐9
ファイルサイズ上限 約32GB 約510MB
レコード数 約10億レコード 約4千万レコード
レコード長 8千文字 4千文字
その他の新機能

テキスト、CSVなど外部から入力するファイルの文字コードを自動判定*
Unicodeへの対応に合わせて、外部から読み込むファイルの文字コード自動判定機能を追加しました。
Shift_JIS、UTF-16LE、UTF-8など通常使われる文字コードであれば、桐が自動的に識別し、読み込み時に必要な変換を行います。文字コードを意識せずにお使いいただけます。
* 自動判定はファイルの先頭部分を見て文字コードの判断を行います。ファイルによっては判定できない場合があります。

対応イメージの拡充
扱える画像形式に「PNG」と「TIFF」を追加しました。

UNC形式パスのサポート
桐で扱うすべてのファイル名、パス名でUNC(Universal Naming Convention)形式のパスが使用できるようになりました。

データ互換性-桐9から移行される方へ
桐10では、桐9で作成したデータを桐10形式に変換することなく、そのままお使いいただくことができます。
このため桐9形式のデータを扱うのであれば、桐10と桐9を混在して運用することも可能です。
桐10で強化/拡張された機能(Shift_JISに存在しない文字を保存する場合を含む)、あるいは共有を行う場合には、桐10形式への変換が必要です。 専用ツールによって安全かつ簡単に移行する手段をご提供しています。
詳しくは「桐9シリーズからの移行」をご覧ください。

桐10 sp1(ビルド#2158)の追加機能

新フォント管理エンジンを搭載
フォント管理エンジンをリニューアル。
Windowsのバージョンによって左右されないワープロレベルの文字表示・印刷精度を実現しました。

PDFサポートの強化―フォント埋め込み対応―
出力するPDFファイルが画面の表示結果と同じになるようにフォントを埋め込む処理を、フォント管理エンジンと連係して実現しました。
PDF出力でも、フォント、OSのバージョンの違いに関わらず最適な結果が得られます。

コード入力支援機能を追加
読みが分からない文字を扱うために、文字コードから文字を入力する機能を追加しました。

IPAmj明朝フォントを同梱
IPAの文字情報基盤事業 の成果物である「IPAmj明朝フォント」を同梱しました。
戸籍統一文字および住基統一文字に準拠した名簿や住所録の作成にご利用いただけます。
「IPAmj明朝フォント」のインストール方法は、「各種ご案内」の[桐の補助機能]→[「IPAmj明朝フォント」のインストール方法]を参照してください。

桐10 sp2(ビルド#2176)の追加機能

セキュリティ機能を強化
「セキュア桐」が「ver1.1」にバージョンアップしました。
詳しくは こちら をご覧ください。

表を開く/閉じる処理のレスポンス改善
表を開く/閉じる際の処理速度を向上しました。
一括処理で多数の表を扱う場合に、特にその効果を実感していただけます。

更新プログラムの確認機能
バージョン情報のダイアログにて、最新の更新プログラムの提供状況をご確認いただけるようになりました。

桐10 sp3(ビルド#2204)の追加機能

新機能「桐Excelブリッジ」を搭載。Excel連携機能を強化
Microsoft Excelとの連携機能「クロス・エクセル」が大きく進化。新しい「桐Excelブリッジ」は、Excelがインストールされていない環境でもExcelとのデータ変換が可能になりました。
さらに、「Excelアドイン」を使うことによりExcelの画面から手軽にデータのやり取りができます。
詳しくは 「各種ご案内」 の[桐とExcel]→[1.桐Excelブリッジを利用する]をご覧ください。

Excel 2016に対応
Microsoft Excel 2016に対応しました。
従来のExcel 2007/2010/2013に加え、Excel 2016とも連携可能になりました。

オンラインストレージサポート
Microsoft OneDriveを正式サポートしました。オンラインストレージサービスを安心してお使いいただけます。
詳しくは 「各種ご案内」 の[桐の補助機能]→[オンラインストレージサポート]をご覧ください。

ライセンス認証
お客様のライセンス保護の一環として、インストールキーをオンライン認証するようになりました。
詳しくは こちら をご覧ください 。

「各種ご案内」の表示方法
「各種ご案内」は、桐のメニューバーから[ヘルプ]→[各種ご案内]を選びます。


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桐10sで追加・強化された機能
桐の使い方を広げる新機能

新機能「桐PDFブリッジ」を搭載。PDFフォームの出力が可能に
これまでの、桐からPDFファイルを出力する機能を大きく強化。
新機能の「桐PDFブリッジ」ではデータ入力が可能なPDF(PDFフォーム)を出力することができるようになりました。また、桐で出力したPDFフォームから桐の表にデータを取り込むことも可能です。
アンケートを配布し、その結果のデータを取り込んで集計するなど、桐の活用シーンがさらに広がります。

桐PDFブリッジ

スタイリッシュなフォームデザイン ―フラットスタイル・フォーム―
桐10sでは従来の12種類のスタイルに加え、9種類の新たなフラットスタイルを追加。桐10で作成したフォームも、スタイルの一括変更機能で簡単に新しいデザインに変更できます。

フラットスタイル・フォーム
ご要望にお応えして

桐ver6~桐ver8からデータコンバート
桐9シリーズのデータに加え、桐ver6~桐ver8のデータも桐10形式にコンバートすることが可能になりました。

マルチモニターに対応
モニター(ディスプレイ)を複数台使用する環境でも、桐を快適にご利用いただけるようになりました。

バーコードのPDF出力
レポート印刷時だけでなく、PDFファイルにも各種バーコードが出力できるようになりました。

細かなブラッシュアップ

グラフがより美しく
グラフ描画エンジンを強化。グラフ表示がより鮮やかに、より見やすくなりました。

RGB形式をサポート
グラフ、フォームなどで使用する色作成ダイアログで、従来のHSL形式(色を色相・彩度・明度で表現)に加え、RGB形式(色を赤・緑・青で表現)の指定をサポートしました。

入力支援ダイアログの位置・サイズの記憶
入力支援ダイアログ(字形選択/コード入力/記号入力等)で、直前の位置やサイズを記憶するようになりました。

「桐10s」と「桐10」はデータファイルに互換性がありますので、安心してご利用いただけます。
※ 一部の「桐10s」で追加された機能は、「桐10」での使用に制限があります。

発売後の追加機能

新元号「令和」に対応(#2425以降)
和暦日付を扱う機能において、新しい元号「令和」をサポートしました。

Microsoft Excel2019に対応(#2425以降)
対応Excelとして「Excel 2019」を追加しました。

消費税10%および軽減税率制度に対応(#2428以降)
2019年10月からの「消費税率の引き上げ」ならびに「軽減税率制度の導入」に対応しました。

Microsoft Windows 11に対応(#2535以降)
動作環境に「Windows 11」を追加しました。

Microsoft Excel 2021に対応(#2535以降)
対応Excelとして「Excel 2021」を追加しました。


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